大妻女子大学 家政学部 ライフデザイン学科

生物環境保全学ゼミ

学びの概要

私たちの豊かな暮らしは、衣食住から文化・芸術に至るまで、生物や自然がもたらす無数の恵みによって支えられています。

しかし、自然搾取型の社会経済活動や環境に無配慮なライフスタイルによって、そうした自然の恵みは急速に失われつつあります。また、それによって人々、とくに都市生活者の「自然離れ」が進み、心身の健康や生活充足感はもとより、人格形成などにも負の影響を与えています。

このゼミでは、自然がもたらす豊かさについて生活者の視点から学び、自然と共存する暮らしの実現に向けた課題やその解決策について考えます。

この学びを通じて、豊かな暮らしと自然との関わりについて理解を深めるのはもちろんのこと、学びの過程で社会人として具えるべき計画力、思考力、対話力、遂行力などを養うことを目指します。


3年次の内容 前期は、自然がもたらす豊かさにについて、グループで入門書や文献の講読・発表に取り組みます。デスクワークだけでなく、校外でのフィールドワークも行います(下記「フィールドワーク」も参照のこと)。後期は、自然環境、生活環境、生物保全、動物福祉、食文化などについて、各自が自らの興味関心を掘り下げる形で文献調査・報告を行います。

4年次の内容 各自が自ら設定するテーマのもとで調査を行い、その結果を卒業レポートにまとめます。この卒業レポートは「ゼミナールII」(必修、前後期合計2単位)の単位修得要件ですが、本ゼミではこの卒業レポートの内容に「研究の問い」と「調査結果の考察」を加えて卒業論文へと発展させ、「卒業研究」(選択、通年6単位)の単位修得を目指します。

卒業論文のタイトルはこちら👉卒業論文

ゼミのメンバー・OGはこちら👉メンバー

ゼミの進め方・指導方針

学修段階によってグループまたは個人で課題に取り組みます。とくに卒業論文については、全体指導と個別指導を組み合わせながら丁寧に指導します。この卒業論文を最終ゴールとして、そこに向かって少しずつ着実に学びを積み上げていくことを目指しています。目指すゼミの姿については、下記「学生への要望・ゼミ生の条件」も参考にしてください。

フィールドワーク

自然や環境についての学びは知識だけでは不十分です。体験を通じた学びを得るために「生物環境学演習」(3年前期2コマ連続、ゼミ生必修)の中でフィールドワークを行います(公園での植物観察、河川での生物採集、釣り体験などを予定)。ここ数年は新型コロナ感染症の影響で実施を見合わせていましたが、来年度は佐渡島にある新潟大学臨海実験所での夏季合宿を再開し、実習を通して海の豊かさについて学ぶ予定です。

学生への要望・ゼミ生の条件

ゼミ生には以下の3つのことを期待します。(1)生活における自然との関わりや自然と調和した暮らし興味・関心があること。(2)自分の価値観に固執せず、新たなことや不得意なことにも積極的に取り組む意欲と柔軟性があること。(3)自分のみならず他者をも尊重し、協働や助け合い、対話の姿勢をもつこと。

ゼミ生選考基準・方法

選考の際は、申請書の内容および追加で実施する課題から上記ゼミ活動への理解と適性を判断します。このゼミにちょっと興味を持ったという方や自分のイメージするゼミかどうか知りたいという方は、合同説明会から申請書提出期限までの間(10月23〜31日)随時個別相談を受け付けますので、下記メールアドレスまでご連絡ください!👉 ykoseki(at)otsuma.ac.jp

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